左菊
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イメージを形にする

左菊の左官工事の依頼は様々な形があります。
その中でも面白いのが、お客様にはしっかりしたイメージがある場合です。
デザインはしっかりと出来上がっているのですが、再現する方法がない。
そんなときにご依頼いただくことがあります。

ケース1
デザイナー様のデザインスケッチがあるのですが、ジョリパットでは対応できない。
というケースでした。


なぜか、仕上げ=ジョリパット(という仕上げ材があります)という誤解があるようで、
このデザインを再現するのに適した素材は?また、工期内に終わる工法は?ということで、
漆喰で仕上げることを提案いたしました。

サンプルを作成してみて。
実際に施工。


このようなケースは、デザイン力のあるデザイナーさんの案件によくあるパターンで、職人泣かせなケースですね(笑)
とは言え、工法とか素材、商品から組み合わせる工事とは断然仕上がりもクオリティが高いので楽しいですし、
表現の為の工法を確立する。という作業にこそ、革新とか伝統とかが生まれるので職人冥利な仕事でもあります。

ケース2
私が、フリーハンドでラフスケッチを描いたものを、番頭が現場施工。


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住宅でもよくある、基礎巾木仕上げ。
床に勾配があるため、巾木の高さがまちまちであまりかっこよくない。ので、ランダムに目地を切ってしまおうと、
わたくしがラフに、適当に、フリーハンドでスケッチしました。
それを見た番頭が、縮尺を拾って見事に再現しました(スケッチ原画がないので信ぴょう性が乏しいですが(笑))

こんか、わたくしのような素人が描いたデザインがでも、見事に再現できます。
左官は制約があまりないので、頭の中を再現するのに、そんなに労力が必要ないのです。
例えば、大工さんが曲線をつくるのとか、タイル屋さんが。。。クロス屋さんが。。。。
考え込んで、作り込むものづくりには、左官は適しておるのです、ハイ。

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