鈴木一史 代表取締役 / 左官職人
チャッキラコ・三崎昭和館 かまどつくりワークショップ
- ワークショップ

神奈川県三浦三崎に開館する、チャッキラコ・三崎昭和館。(2010年3月)
その施設の台所にあったであろう、かまどを甦らすために左官仲間と地元の有志を募り、ワークショップ形式でかまどを作りました。
まずは土つくり
今回のかまどは、土のレンガ(日干しレンガ)を積み上げてカタチを作り、その上から更に土を塗って成形、
仕上げに漆喰の磨きを塗るという工程を組みました。
土がかたまり、カタチになる事。
土と砂と藁のバランス、そして漆喰仕上げの技術の研鑽を目的としたワークショップとなります。
土作りから~土と砂と藁のバランス~
冬空の寒い中、裸足で土を混ぜました。
土と砂と藁。この組み合わせのバランスで丈夫なレンガが出来上がります。
藁を枠の中に入る程度に切って土に投入。
よく混ぜ込み丈夫なレンガになるよう土を造ります。
レンガ作り
作成した木の枠の中に、練り込んだ土を詰め込み枠を取り外してレンガ状にします。
この木製の枠を水に浸してするっと土が抜けるようにするのがポイント。
また、枠の中に土を投げ込むようにするもの丈夫なレンガにするために大切なポイントです。
ある程度乾いたら、かまどの骨格となる形になるよう、レンガを積んでかまどを組んでいきます。
土のレンガを積み上げてかまどを造っていく
2週間程乾燥させましたらレンガを積んでいきます。
レンガを固定するのも土を使います。
電動工具不要の優しいものづくり
セメントで固めたレンガを切断するにはサンダーなどの電動工具が必要ですが、土のレンガは不要です。
のこぎりなどを使い、切断しながら積んでいきます。
図面を頼りにパーツを設置しながらレンガを積んでいく
灰をかきだす口やロストル、扉などを設置しながらレンガを積んでいきます。
予め、図面を製図して何段目に扉をつけるか?などを確認しながら積んでいくとスムーズです。
骨格ができたら上にどんどん土を塗っていきます
こんな感じでレンガの間に土を塗っていきます
少しずつかまどの形が見えてきました。
どんどん土を塗っていきます
レンガの表面に土を塗っていき、肌を少しずつ整えていきます。
みんなで塗りながら、綺麗に肌を整えました。
かまどを仕上げる
黒い漆喰を磨いて仕上げ塗をします
館内に設置したのは二連のかまど。こちらは黒で仕上げました。
キャスターが付いた移動式のかまどは赤で仕上げました。手前にあるのは光る泥だんごです。
館内に設置した黒のかまど
館内の台所には二連式のかまどを設置しました。
こちらは黒の漆喰磨きという技法で仕上げました。
釜のにこぼれがあっても拭き取れる強度のあるかまどになります。
移動式の赤いかまど
こちらはキャスターの付いた移動式かまど。
イベント時に使用する為に作成しました。
後日、このかまどで餅米を炊いて、地元の子どもたちと
餅つきイベントを開催しました。
















