三浦市 伝統構法石場建て木舞土壁
施工:(株)藤本工務店 左官仕事の内容:荒壁塗り、半田仕上げ エリア:三浦市 施工ジャンル:伝統構法 スタイル:新築
大地と結ばれる、石場建ての礎
礎石の上に柱を直接据える石場建ては、日本建築が長い歴史の中で育んできた、最も根源的な構法です。コンクリートも土台も用いず、自然石と柱がただ静かに向き合う——そのシンプルな佇まいの中に、確かな命を刻み続けます。
人の手が編む、小舞の骨格
割り竹を縦横に組み、結束して仕上げる小舞は、土壁の魂ともいうべき下地です。整然と並ぶ格子の目に、職人の呼吸と所作が刻まれ、やがて土を受け止める確かな骨格となっていきます。機械では決して生み出せないこの手仕事の密度こそが、幾世代にもわたって壁を支え続ける強さの源となります。
土が重なり、空間が息をする
藁を混ぜた荒土を塗り込み、乾き、また重ねる——その繰り返しの中で、壁はゆっくりと命を帯びていきます。季節の湿気を吸い、冬の冷気を和らげ、自然素材だけが纏うことのできる柔らかな空気をその場所に満たしていく。いつかその土は再び大地へと還り、また次の命へと紡がれていきます。

















