大磯 和風建築 新築工事

大磯 和風建築 新築工事

デザイン / 設計:株式会社ワイズ  施工:株式会社ワイズ  左官仕事の内容:外壁 砂リシン掻き落とし仕上げ 内装 漆喰・土壁・大津磨き仕上げ 玄関床 大磯洗い出し仕上げ エリア:大磯町  施工ジャンル:新築 スタイル:和風建築

左官の見どころ満載の和風建築

各所に左官工事が施工され、素材の使い分けなどが秀逸な物件。

現代土壁・漆喰・外壁に土壁の風合いの砂リシン掻き落とし仕上げ。

玄関土間には、大磯の洗い出し仕上げ。

内装のワンポイントに、左官の最高峰の仕上げ磨き大津があります。

土壁の風合いの砂リシン掻き落とし仕上げ

石灰+セメントに顔料を入れた外壁仕上げ、掻き落としは左菊オリジナルの配合によるものです。

土壁の風合いを再現するために、砂を使った掻き落とし仕上げ。

石灰の炭酸化(空気中の二酸化炭素と結合しながらゆるやかに硬化していく作用)により、年々強度が増していきます。

 

現代土壁と漆喰の内装

内装の下地は石膏ボード。その上から伝統的漆喰や、土壁の施工も可能。

大壁作りの空間に、現代土壁は新しくも素朴な風合いを醸し出す。

現代土壁

仕上げの色土に、藁を海藻糊を混ぜた薄塗の土壁仕上げ。

藁の風合いを楽しみながら土壁特有の蔭を楽しむ空間を造ることが出来ます。

収納部屋・水回りの漆喰

本物件では、主にウォークインクローゼットや洗面・脱衣所・トイレなどの水回りを漆喰で施工。

調湿機能の高い漆喰によって収納物を守り、表面のしっとりとした表情が清潔感を出す。

暗い部屋でも光線の反射が高いので明るい空間になります。

日本の左官の最高峰の壁 大津磨き壁

大津磨き壁

江戸時代から伝わる土壁の技法です。

特徴は土壁でありながら奥深い艶があること。

この壁を仕上げるのに職人が一日がかりで一坪ほど。

今回は、左と右の壁各一日づつ2日かけて仕上げました。

 

 

大津磨きの最大の魅力

大津磨きの最大の魅力は、立体的な土壁の奥底から土が握っていた輝きを、
解き放ったかのように艶が出て、乾燥してからほんのりとしわが寄り、
土の素材感が艶のさらに奥から浮き出てくる

 

脈々とつながる左官の伝統工法の一つがこの壁です。

玄関床 洗い出し仕上げ

玄関およびアプローチは、大磯の2分の砂利を使った洗い出し仕上げ。

化粧砂利とセメントを混ぜ合わせたものを床に均し、タイミングを見計らって半乾きの状態で刷毛でセメントを拭き取る工法。

シームレスで目地の無い床ができるのが特徴です。

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和風建築を建てたいとご検討されている方、ご興味がある方に。左菊のことと、和風建築の左官仕事のことがよくわかる小冊子です。

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左菊は初代から数えると、代々100年余続く左官一家。
現在は5代目左菊である鈴木一史が親方兼代表取締役、弟鈴木善也と共に、100年残る仕事を通じ、仕事を「残す」だけでなく、100年後の技術と職人を「つなぐ」ために、日々左官の仕事に向き合っています。

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